下鴨神社の神様はカラス!?様々な発祥と歴史に触れよう!

[ 紀元前90年以前創建 京都府京都市左京区の下鴨神社 ]

神様はカラス??そして美容の神様。

神社好きなら知らぬものはいないであろう、古都京都に鎮座する世界遺産の賀茂御祖(かもみおや)神社、

通称下鴨(しもがも)神社。

正式名称の呼びづらさからか、圧倒的に下鴨神社の方が知名度が高い。

私も下鴨神社で呼ばせていただいている。

創建は紀元前90年と書いたが、一番古い記録で紀元前90年に修繕をしたという記録が残っていることから言われているので、当然記録より前に建てられているのだから実際はもっと古いことになる。

とんでもない歴史を残すのが社殿を囲むように残る糺(ただす)の森。

糺という格好いい名前をつけているが、元々は只洲(ただす)だった説が有力らしい。

そしてここの神様の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)。

神武天皇を熊野から大和まで道案内したことで有名な三つ足のカラスの八咫烏(ヤタガラス)。(熊野神社とサッカー日本代表のマーク)

このヤタガラスに化けたのが賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)だという!!

なぜ化けられたのかなど日本の古い話は謎だらけであるが、ともかく神武天皇を無事に送り届けたということで、今では旅の安全祈願としてもご利益があるそう。

次に玉依媛命(たまよりひめのみこと)。

あの初代天皇である神武天皇のお母さん!!

とても美しい方だったようで、今では美容、美人の神様として世の女性の支持を集めており、祀られている河合神社境内は女性で溢れていた。

男一人では気まづさすら感じる女性の美への執念を感じる熱気だった。

そして、関西ラグビー発祥の地でもある!

日本のラグビー発祥は慶應大学であり、その慶應の学生が関西に持ち込んで始めたのがこの下鴨神社で、現京都大学の学生だった。

まだあります。

みたらし団子の発祥!!

境内にある御手洗川(みたらしがわ)の気泡を見てどなたかが発想し生まれたらしい。

今や全国で定番となっているみたらし団子だが、数や形がこの下鴨神社は多少違うので、のちに触れていきたいと思う。

ー参照公式サイトー https://www.shimogamo-jinja.or.jp/about/

 

※ 基本情報 ※

ご利益

方位除け、厄除け、学業成就、縁結び、合格祈願

御祭神

賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)

玉依媛命(たまよりひめのみこと)

住所

京都市左京区下鴨泉川町59

隣接駐車場あり。ただし有料!!

では、参拝。

 

 

 

 

異次元空間の糺の森

周辺はわりと都会なので、いきなり現世を離れたような感覚を覚える。

ここに来ずに京都は語れない。

 

道の途中にとても雰囲気のある摂社もある

 

 

建て替えか遺跡か。

縄文土器なども発掘されていて、紀元前90年創建というのは記録上のものなので、その時代にもし神社の原型があったなら創建は紀元前何万年も前ということもありうる。とても歴史のロマンがある神社である。

 

 

 

参道に御神木級の古木がそびえる

かなり痛々しいものもありますが、いにしえより懸命に生きている。

 

 

 

途中に休憩所もあり、下鴨の流れを眺め悠久の時に思いを馳せる。

 

 

下鴨神社のカモ!!

 

 

オシャレな手水舎

関西の有力神社の案内。

全部周りたいw

 

見えました!!

綺麗な朱塗りの鳥居ですね。

偶然にも納涼市が行われていた。

 

 

縁結びで有名な相生社(あいおいのやしろ)

京都最強の呼び声も高い神社ですので、出会いを求める方はぜひ。

 

 

THE KYOTO !!

これぞ京都といった門構え。

期待を裏切らないその姿に感動。

 

 

蛍を楽しむ茶会も行われる

境内に蛍を放ち楽しもうの会。

 

 

 

 

 

干支の神社に参拝ができる!

 

それぞれの守護神

ねずみ     「大国主神」

うし、いのしし 「大物主命」

み、ひつじ   「大国魂命」

うま      「顥國魂命」

う、とり    「志固男命」

とら、いぬ   「大己貴命」

たつ、さる   「八干矛命」

 

なかなかパワーありますのでぜひご参拝を。

 

 

御朱印は下鴨ではなく賀茂御祖神社!!

 

 

みたらし団子の本家!!

一つだけお団子が離れている。

一つだけ離れているのには理由がある。

これは後醍醐天皇が参詣の際、御手洗池で水をすくおうとしたところ、最初に泡が1つ浮かび、しばらく経ってから4つの泡が立て続けに浮かんだそうです。それを人の五体に見立て、人間を模して作られたのが、みたらし団子だと言われる。

ー参照サイトー https://dot.asahi.com/dot/2017051100038.html?page=2

 

総括

これぞ京都と言わんばかりの風格を漂わせる下鴨神社。

境内よりも糺の森の癒しパワーは半端ではない。

干支の神社やみたらし団子など他とは変わったところも面白い。

いにしえの時を感じ、ヤタガラスにまで化けられた神様にお参りして今回の旅の無事の帰りを祈った。