[ 100万ドル笑顔の狛犬と御神木がすごい、神奈川県鎌倉市の御霊神社(ごりょうじんじゃ) ]
アジサイが見頃ということで鎌倉はパワー的にあまり好きでは無いのですが、御霊神社に行ってみることにしました。
こちらの神様は「平景正(たいらのかげまさ)」という人物、
鎌倉を統治していたので通称「鎌倉権五郎(かまくらごんごろう)」
私、源氏系が苦手なので平さんは大丈夫かなぁ。。
相性の合わない神社に行くと調子が悪くなったりしますからねー。
しかし、
心配をしつつも好奇心には勝てず、参拝に伺うことにしました♪
目次 ※ 基本情報 ※創建不詳 ご利益眼病 御祭神鎌倉権五郎景正(かまくらごんごろうかげまさ) 住所神奈川県鎌倉市坂ノ下4-9 TEL 0467-22-3251
駐車場有無駐車場無し。途中にコインパーキングあり(10分200円) 江ノ電 長谷寺駅より徒歩3分 祭事鎌倉権五郎の命日の9月18日に行われる祭りは神奈川県指定無形文化財に登録されています。 公式サイト無し。 今回の基本的な情報は「かながわの神社ガイドブック」を参考にしています。 |
※ご利益と神様の関係
今回のご利益は「眼病!」
という一風変わったご利益ですので、ご説明させていただきます。
ご利益というのは神様の生き様そのものなのです。
16歳で初陣を果たした権五郎は、的に目を射られたその矢を抜こうともせず、そのまま答えの矢を放って敵を倒した。
味方が顔に足をかけて引き抜こうとすると、権五郎は下から刀で切りつけ、「矢に当たって死ぬのは本望だが、顔に足をかけられるのは武士として最大の恥辱(ちじょく)」
と怒ったため、味方の将は無礼を謝し、鄭重(ていちょう)に膝まいずいて矢を抜いたという。
後世には「目の神様」「ごんごろうさま」
と親しまれ、江戸時代から今日まで眼病に悩む人々が大勢お参りしてきた。
と、かながわの神社ガイドブックにありました。
頭が良かった神様なら「学問」
戦いに強かったら「勝負運」という具合にご利益がいただけるということになっていますが、
神様との相性が良ければ様々なご利益がいただけると思います♪
あなた次第!!
参拝レポート!!
鳥居の前に踏切!そして人だかり!
着くやいなやいきなりの人だかり。
都知事に見られたら怒られる光景。
「密です!」
とまでは言いませんがなぜか人が多い理由は
アジサイ撮影スポット♪
天気が曇っていたのでイマイチですが、それなりの数のアジサイが線路を彩っていました!
可愛いフォルムで有名な江ノ電とアジサイ♪
望遠レンズがあればキレイに撮れそうですね。
今回はコンパクトカメラだったので映える写真は断念。。
高くそびえる御神木(ごしんぼく)!!
参道を覆うようにそびえるのは「たぶの木」
樹齢400年を超えるその木は「神奈川の名木100選」にも選ばれています。
神社の守り神として癒しパワーを存分に発揮。
すごい存在感でいつも神社の氣を整えています♪
御神木だけはどこの神社でもオススメできます!!
こちらも樹齢400年の「夫婦銀杏」
木なのにオスメスに別れているところがユニーク。
しかし社殿に向かってというのがわかりづらい。。
個人的には上の写真で右がオス、左がメスな印象です。
名作の狛犬たち!
石工さんなどの情報は読み取れませんでしたが、
とても雰囲気のある狛犬。
顔が欠けてしまっていますが、フォルムの丸みとコケがなんとも言えない味を出しています。
大正2年9月の作品というのはなんとか読めます。
ということでもう100年は経過しているのがわかります。
こんなに深く掘られたマリを初めて見ました!
そして顔の遊び心!!
粋な石工さんが作ったとしか思えない名作です!!!
感動しました♪
表現力に泣ける。。
なのに子供の狛犬が怖い!!
心霊写真のように浮き上がっていてホラー!!
石の色が少し白いので、あとで彫り足したのでしょうか?
いずれにしても気持ち悪い。。
存在感のある社殿
山に囲まれる姿はなかなか荘厳。
心配をよそに優しい空気に包まれていたので参拝。
どこの神社に行くときでも、その場の空気が合わないなと感じたら参拝はやめましょう!!
相性が悪いので下手すると気持ち悪くなったりします。。
怖い怖い。
境内に咲きほこるアジサイ♪
ここは本殿の裏になりますが、本当に見頃で綺麗でした!
これお気に入りです、なんでこんな形になったんでしょうねー。
不思議でしょうがないです。
コンパクトカメラですが、富士フィルムのボケ感お気に入り♪
まだまだ携帯には再現できない表現力!!
アジサイに包まれる数々の御神体。
神様も仏様も幸せですね。
神様の伝説
権五郎が自身の弓を立てかけたとされる松の木。
神様の空気を感じられる貴重な遺跡?
近づいてみるとすごいオーラでした!
袂(たもと)とは和服のそでの袋状のところ。
服のそでに60キロの石を入れたから袂石!?
ということは105キロの石を手玉にとったから手玉石!?
古事記や日本書紀もそうですが、
神様の話には理解力を超えたものがちょくちょくあります。。
オーマイガーーーー。。
解体された鳥居
嘉永三年と書かれているので1850年のもの。
関東大震災で一本の石柱?にひっかかり倒壊を免れ160余年間 御霊神社の????氏子崇敬者を見守ってきた。
平成23年12月??鑑み新しい鳥居に立て替えた。
もう字が薄くなっていますが、おそらくこう書いてあります。
役目を終えてひっそりと眠っています。
役目を終えた鳥居ってときどき見かけますね。
限定御朱印デザイン♪
このご時世なので書き置きでいただきました。
(というより御朱印張を忘れただけ。。)
今の時期はアジサイデザインの限定御朱印いただけます♪500円
総括
撮影目当ての人が多いので、純粋な参拝者の方はちょっと気になるところもあるかもしれませんが、、
鎌倉をおさめていた権五郎さまにご挨拶してからの鎌倉散策いかがでしょうか?