[ 創建不詳 神奈川県横須賀市の走水神社 ]
日本武尊(ヤマトタケル)の東征の旅の果ての地にして、妻、弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)との別れの地。そして三種の神器となった草薙の剣の伝説の旅路の折り返し地点。
神奈川県横須賀市三浦半島の走水。
なんだか物悲しい空気があるこの地には、ヤマトタケルと弟橘媛命が共に過ごした場所。
三種の神器である「草薙の剣(くさなぎのつるぎ)」を生んだ東の神々(豪族?)を征伐の旅をした果ての地でもある。
古事記、日本書紀のスーパースター ヤマトタケル夫婦が神様の最強ご利益!
生年は不詳だが、およそ西暦100年頃と思われます。
第12代景行天皇の息子で、第14代仲哀天皇の父にあたる。熊襲征討・東国征討を行ったとされる日本古代史上の伝説的英雄である。
しかし、実の兄を殺害するなど、気性の荒い一面もあったそう。
wikipediaより詳しく書く自信が無いのでリンクしますw

天皇家のなかでも特に英雄視されているヤマトタケル、そして妻のオトタチバナヒメが過ごした最後の場所がこの走水の地。
ご利益は古事記にそえば「縁結びや勝負運」などが浮かぶと思いますが、参拝される方と走水神社との相性、神社との向き合い方によってご利益は無限大に広がります。
ぜひ、最強ご夫婦からご利益をいただいてください♪
なぜ草薙の剣か?
その由来はおそらく静岡の焼津だと言われており、今もその縁で熱田神宮には草薙の剣が眠っています。
なぜくさなぎか?
草原の神(おそらく豪族か武将)を征伐に来た際、騙されて山に誘われた。
そこの草原に火をつけられ辺り一面は火の海!
この大ピンチの火の海を剣で薙ぎ払い、騙した神をも征伐した。
ヤマトタケルはその剣を草薙の剣と名付けました。。
簡単に書くとこんなところでしょうか。
そしてここはタケル夫婦が時間を過ごした最後の場所です。
なぜ最後の旅になってしまったのか?
東征の旅の最後、この走水に御所(天皇の住む家のこと)を建てた。
旅も終わり大和に帰ろうとしたタケル一行を嵐が襲う!
収まらない嵐を前になんと弟橘媛は自らを人柱として「海に身を投げた!!」
弟橘媛が身を投げた海は静まり、無事に大和へ向かうことができたそう。
このことでタケルは大いに悲しみに暮れたそうです。
そんな悲しいお話のある走水。
走水神社の由来
この地を気に入ったのか、タケルは自身の冠を村の人々に置いて帰ったそう。
その冠を埋め、祀ったのが走水神社の創建とされている。
妻である弟橘媛の櫛がこの海の浜に流れついたのを村人が見つけ、御所があった場所に弟橘媛の橘神社を建てました。
戦時中にこの場所は砲台にされてしまったので、今は走水神社にタケルの冠と共に祀られている。
ー参考は公式サイトよりーhttp://www12.plala.or.jp/hasirimizujinjya/index.html
※ 基本情報 ※
御祭神
日本武尊(やまとたけるのみこと)
弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)
住所 神奈川県横須賀市走水2-12-5
隣接無料駐車場あり。
参拝レポート!
今年の梅雨は長い。
なかなか見栄えのいい写真が撮れませんが、仕方ないです。
しっかり参拝してパワーをいただきましょう。
社紋は弟橘媛にちなみ橘(たちばな)の花
こじゃれてユーモアを感じる社紋です。
水の神社らしくカッパがお出迎え
可愛いカッパの像♪
走水の海に時々現れるそう。
海で事故があるとごく稀にカッパは助けてくれたりするらしいので、日頃の行いを良くしてカッパに助けてもらえる人間でいましょう。
カッパ見てみたいw
御朱印がいただける時間
4時までかと思ったら3時までです!!!
大体の神社は4時までなので早い方ですね。
てっきり4時だと思っていたので、寄り道をして来たから御朱印もらえませんでした、、、
走水神社は他の神社と兼務なので忙しいようです。
ご祭神が住まわれた場所の御砂がいただける!
これまた変わっています。
というか神様を大切にされているのが良くわかる。
「清め砂と言ってお祓いした砂を売っているところがありますが、こちらの砂は御祭神の二人が住まわれ、かつて弟橘媛が祀られていた御所が崎の砂をいただけます。」
料金はお気持ちということです。
御祭神のことを知ってほしいという願いのようなものを感じる。
絵馬は弟橘媛
宝物庫。
中が見たい。無理かw
弟橘媛の大舵で作ったレリーフ
雰囲気がすごく、なかなか独特な空間を演出しています。
地元の氏子さんたちに大切にされているのが良くわかります。
料理人さんご用達?の包丁供養祭がある
様々な思い入れが生まれる包丁。
使えなくなった包丁をゴミの日になんか捨てたくない!
そんな方に朗報なのが包丁供養!
5月のゴールデンウィークあたりに行われるので、気になる方は前もって確認が必要です。私が料理人だったら来ますね。
東郷平八郎などの軍人が建てた弟橘媛の記念碑
戦争で神社を移動させたのだから当然ですね。
社殿の撮影距離が近すぎてなんだか失礼なのでこのあたりから
カッパがいる?水神社
一番奥に祠のようにあります。
なかなか重みがあるのでスピリチュアルっ気がありますので、敏感な方はご用心。
総括
この日は雨と時間が遅かったので断念しましたが、上に登るとさらにパワーのある三神社もあるので、ご参拝に行かれた方はぜひ。
近いので私はまた伺います。
晴れているときはまた違うのでしょうが、走水神社はスピリチュアルっ気が強いです!
相性がわかれる感じがしました。
某有名スピリチュアリストも訪れているようですが、御神木や社殿に参拝をした感じは結構パワー強めで、癒し感は薄いかなと思います。
とても歴史的な場所で興味深いところがたくさん周辺にもあるので、また参拝に訪れるつもりです。
歴史ロマンに溢れる走水神社。
今回もよき参拝でした。