神奈川県の真鶴、箱根からも近い湯河原町に素鵞(すが)神社。
素鵞は全国的にはソガと言ったりもするので正式に決まった呼び方は無いよう。
しかし御祭神(神様)は共通しています。
「素戔嗚尊(スサオノミコト)」
この方は神道業界では超が付く有名人です。
親御さんはイザナギさま。
ご兄弟はアマテラスとツクヨミさま。
ゲームのモンストなどをされている方は神様に詳しくなくてもキャラクターになっているのでご存知かと思います。
あれはキャラクターではなく神様の名前からきているものになります。
スサノオもキャラクターになっているようですのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、日本で今のところもっとも古い書物の古事記や日本書紀に出てくる逸話などからご利益を考えていきたいと思います。
目次
スサノオ誕生物語
イザナギの禊により産まれる
禊(みそぎ)とは、罪や穢(けが)れを落とし自らを清らかにすることを目的とした、神道における水浴行為のこと。
イザナギはイザナミを黄泉の国から連れ戻そうとしますが、イザナミは決して来てはならないと言っていたので約束を破る形となってしまいました。
イザナミを連れ戻すのに失敗したイザナギは黄泉の国の穢れを落とそうと禊を行い、そこで産まれたのがアマテラス、ツクヨミ、スサノオの三柱。
父イザナギから海を守ることを命じられたのにちっとも仕事をしなかったそうで、しかも乱暴者でアマテラスと喧嘩になったそうです。
弟の乱暴を悲しんだアマテラスは天岩戸(あまのいわと)に隠れこの世から太陽が消えてしまいました。
アマテラスは太陽を任されている神様です。
原因を作ったスサノオは一度は追放されてしまいますが、出雲の肥河にやって来て泣いている老夫婦の話を聞きます。
老夫婦は8つの頭と尾を持つ大蛇の「ヤマタノオロチ」が娘を食べにくる時期が近づいていると話ました。
ヤマタノオロチの倒し方が卑怯w
8つの門ごとに強い酒を置き、ヤマタノオロチが酒を呑んでベロベロのところを八つ裂きにした!ということです。
切ったヤマタノオロチから太刀が出て来てこれが現在にも伝わる三種の神器の「草薙(くさなぎ)の剣」というわけです。
なんとも卑怯ですが、かの宮本武蔵も勝つためには手段を選ばなかったそうなので知恵を振り絞ったというわけです。
倒したら老夫婦の娘をもらう約束をしていたので見事娘と結婚をすることになりました。
娘はクシナダのヒメで出雲の須賀に宮を建てて住み子をもうけました。
功績から考えるご利益
※ヤマタノオロチを倒したところから「武芸、勝負事」
※クシナダヒメとの結婚から「夫婦円満、縁結び」
いろんなご利益があるとされていますが、生きていた功績から考えるとこのようなものがあると考えられます。
※ 基本情報 ※創建西暦1620年 御祭神素戔嗚尊(すさのおのみこと) 伊弉諾尊(いざなぎのみこと) 伊弉冉尊(いざなみのみこと) 住所 神奈川県足柄下郡湯河原町吉浜1047 TEL 0465-62-5067 駐車場有無境内に数台無料駐車場あり 公式サイトhttps://www.kanagawa-jinja.or.jp/search_dtl.php4?jid=1015&cd=1210252&scd=&npg=1 (神奈川神社庁) |
総括
神社のご利益は神様によるものなので必要なご利益の神社に行かれるのがベストかなと思います。
しかし、行ったからといってご利益があるわけでは無いので要注意。
学問の神様と言われる神社に行って頭が良くなれば誰でも東大に入れてしまいます、そんなわけはないですよね?
日々の努力をさらに強固なものとするべく誓いをたて頭をクリアに癒されて、また勉学に励むからこそ合格に繋がるわけなので神頼みにするのはやめましょう。
神社パワーで願いを最大のものにするべく日頃の行いを大事にして生きたいと改めて思う参拝でした。