【 名工「飯嶋吉六(いいじまきちろく)」と思われる狛犬がいる神奈川県横浜市鶴見区の末吉神社(すえよしじんじゃ) 】
この神社を知ったのは確かインスタグラムだったと思いますが、狛犬の完成度に驚き、ぜひ一度お目にかかりたくて参拝にきました!
社務所等も無い神社さんで、個人的には本当に狛犬を目当てにきた感じです。
今回はネットにはあまり情報が無いのはもったいないので、力作の狛犬をご紹介します!!
※同じ鶴見区内の神社さんリンク
https://jinjarney.com/【風邪をひかないご利益!?】横浜市の鶴見神社/
https://jinjarney.com/ヤマトタケルが創建と伝わるパワー溢れる潮田神/
※ 基本情報 ※創建 不詳 御祭神 天照大神 ( あまてらすおおみかみ ) 大山祇命 ( おおやまつみのみこと ) 日本武尊 ( やまとたけるのみこと ) 應神天皇 ( おうじんてんのう ) 住所 神奈川県横浜市鶴見区上末吉4-14-14 駐車場 駐車場が無いので、周辺のコインパーキングへ。 アクセス 最寄り駅が微妙ですが、おそらく鶴見駅か綱島駅あたりだと思います。 公式サイト https://www.kanagawa-jinja.or.jp/search_dtl.php4?jid=123&cd=1202028&scd=&npg=1 ※参考資料「神奈川神社庁公式サイト」 |
参拝レポート!
郊外にひっそりとたたずむ神社さんです。
恒例の力石!
持ち上がるとご利益があるというのが多いですが、これは持ち上げるのは無理そうですね。
2020年の5月でしたが、感染症対策で手水舎にフタがされていました。
なんとなくジーーンとパワーがきますね!!
そして両脇にはお目当の狛犬が見えます!!!!
猫背が見事な狛犬!!
猫背っぷりが見事に表現されて存在感たっぷり!!
犬に猫背っていうのも正しいのかわかりませんが、このカーブ具合は他には無いですね。
いやぁたまらないフォルムですねー♪
子供と思われるものが台座に彫り込んであるパターンも珍しいです!
どちらも見事すぎてたまらないアングル!
うーーん、良い!w
お尻と背中のフォルムがわかるアングル。
たまりません♪
尻尾の存在感も見事で渦巻き具合も素晴らしい。
化粧がとても鮮やかなので、昭和33年よりも後に手入れされているような感じですね。
鼻の中も赤くするこだわりよう。
波か何かに包まれていて、上にいる親を眺めています。
こちらの台座では飛び跳ねていて躍動感たっぷり!!
左右の台座でこれほど違うこだわりがあるのは尋常ではありません。
職人さんが気になるところではありますが、、
名が無い。。
名が入っていないですね。
天保三年ですと1833年ですので、もうすぐ200歳!
188歳の高齢の狛犬ですが、良い状態で残っています。
昭和33年に清水藤吉さんが修理をした記録が残っています。
この方のおかげで良い状態なのかもしれません。
願主の名「清水助左エ門?」かな。
うーーん、どうしても石工さんの名前は見つけられませんでした!
総括
鶴見という町であること、年代、作品の完成度を考えると飯嶋吉六ではないかと言われるのも納得です。
飯嶋吉六の狛犬は東神奈川の熊野神社で衝撃を受けましたが、こちらの狛犬の見事な仕事っぷりと存在感は通じるものを感じます。
飯島吉六かは謎のままではありますが、素晴らしい狛犬ですのでぜひご参拝ください♪
※東神奈川の熊野神社の狛犬のリンクを貼っておきます。
